FL-net (OPCN-2) オープン・コントローラ・レベル・ネットワーク

FL-net (OPCN-2) はJEMA (Japan Electrical Manufacturers Asscociation: 社団法人日本電機工業会)と専門委員会がイニシアティブをとり標準化した標準規格です。 FL-net は機器レベルネットワークOPCN-1に補足されているコントローラ・レベルのネットワークです。FL-net は産業用Ethernetをベースにしていて異なるメーカーから提供されるPLC、CNC、ロボット・コントローラのようなコントローラ間の通信向けにデザインされています。基本的な仕様は、高信頼性を必要とされるJAMA(Japan Automobile Manufacturers Association:社団法人日本自動車工業会)の要件を満たしています。FL-net 機器はEthernet FL-net標準

FL-net topology

FL-netは標準のEthernet技術を使っています。FL-netが標準Ethernetともっとも大きく違う点はデータ転送時の伝送時間を一定範囲内で保証できることです。つまり、FL-netはリアルタイム通信ができるということです。FL-netではUDP/IPの上にリアルタイム通信のできるFA リンクプロトコル層を乗せています。 FL-net通信ユニットはPLCやCNCなどのFA用コントローラに実装されます。 これらのコントローラ間では通常PLCのCPUユニットで行う場合と同様に局番(ノード番号)とコモンメモリ(リンクレジスター)を割り当てるだけで周期的なデータの伝送が行われます。

FL-net上の機器では各機器からの発信データは共有されており、このメモリーシステムではネットワーク上の機器間で高速な同期が確保されています。 さらに各機器はネットワークからのデータにデータ付加する事もしくはこれらのデータを削除する事が自由に行えます。システムの信頼性が高いだけでなくシステム構成がとても柔軟に組み立てることができます。FL-netはEthernetの高速通信機能をいかして大容量のデータに関しても素晴らしい応答速度を保証しています。

FL-netは 機械加工ラインや自動車製造ラインなど様々な生産システムで採用されています。 FL-netを使えばCNCやロボット・コントローラで様々な周辺機器を容易に結合してFAシステムを構築する事ができます。

FL-NET 概要
ネットワーク・タイプ:    Ethernet-UDPIPベース プロトコル・レベル・ネットワーク
トポロジ:    非常に柔軟性の高いスター型、ツリー型、ライン型ストラクチャ
すべてのトポロジが標準 Ethernet にインプリメント可能
取り付け:    銅線ケーブル、光ファイバによる標準 10/100 Mビット/秒Ethernetテクノロジ
データ・レート:    10Mビット/秒
最大接続台数:    最大252 ノード
データ:    最最大1024バイト/テレグラム・フレーム
最大 17Kバイト
ネットワーク特長:    Token-Bus ネットワーク
ユーザ組織:   Open PLC Network Organization/JEMA